Li(リチウム)電池電極(技術書籍S1547)

 

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◎どんなに良い材料でも“電池にした時に性能を発揮しなければ意味がない”
             電池性能をフルに発揮するための 『バインダーと活物質の混合比率』『撹拌時間設定』の勘どころ! 

S1547書籍
Li二次電池電極材料スラリー調整
   −バインダー・添加剤の選び方・使い方/塗布・乾燥プロセスの最適化−

 
 

 《販売》企業研修協会       《発行》技術情報協会

 
 

●発刊:2009年12月 ●体裁:B5判 (379頁、上製本) ●定価:89,250円(税・送料込)

 
 

【執筆者(敬称略) 

■電気化学工業(株) 和田 徹也 ■山形大学 立花 和宏 ■山形大学 木俣 光正 ■(株)住化分析センター 末広 省吾 
■佐賀大学 芳尾 真幸 ■富山県立大学 平井 敏郎 ■昭和電工(株) 武内 正隆 ■武田コロイドテクノ・コンサルティング 武田 真一
■ナノフォトン(株) 内山 知也 ■群馬大学 鳶島 真一 ■山形大学 長谷川 政裕 ■児玉化学工業(株) 竹原 秀麿 
■愛知工業大学 大澤 善美 ■千葉大学 大坪泰文 ■山口大学 大佐々邦久 ■東洋アルミニウム(株) 多田裕志 
■ケッチェン・ブラック・インターナショナル(株) 前野聖二 ■群馬大学 森本 英行 ■アルケマ(株)  松永 昌之 
■ビックケミー・ジャパン(株)  若原 章博 ■関西大学 芝田 隼次 ■鳥取大学 坂口 裕樹 ■淺田鉄工(株)  後藤 正明 
■神戸大学 菰田 悦之 ■東京理科大学 駒場 慎一 ■首都大学東京 金村 聖志 ■宇部興産(株)  吉武 秀哉 
■岩手大学 宇井 幸一 ■寿工業(株)  院去 貢 ■ホソカワミクロン(株)  井上 義之 ■旭化成エンジニアリング(株)  綾部 守久 
■長崎大学 山田 博俊 ■日本ゼオン(株)  薮内 庸介
 
 

<内容項目> 

第1章 電極活物質の微粉砕と
              粒子径最適化


第1節 リチウムイオン二次電池電極作製のための
             負極活物質の改質、表面修飾


−活物質の表面性状が他の
     電極構成部材や電解液との相性を左右する!

 1.負極活物質材料の表面修飾・改質法の概要
 2.カーボンコーティングによる表面修飾・改質
 3.カーボンコーティング以外の手法による表面修飾・改質

第2節 アセチレンブラックの均一粒径化、
           高伝導化と電極材料への応用


−導電助剤としてどれだけの効果があるのか?

 1.アセチレンブラックとは 2.高導電化への試み
 3.導電助材としての適用(正極)
 4.導電助材としての適用(負極)

第3節 電極活物質のナノ多孔化と
            挿入・脱離特性、反応解析


−正極活物質に求められる『ナノサイズ化+多孔質化』『導電助剤との複合化』!最適な作製方法は? 
         電気化学特性はどこまで上がるか?!

 1.電極活物質のナノ多孔化・複合化
 2.ナノ多孔・複合体電極の作製例
 3.ナノ多孔・複合体電極の電気化学特性評価

第4節 有機溶媒中における電極材料のぬれと分散

−複数の電極材料からなる
         ヘテロ系スラリーを調製するポイント!

 1.ぬれとは 2.ぬれと接触角
 3.ぬれと固体の表面自由エネルギー
 4.湿潤剤の役割

第5節 湿式ジェットミルによる電極材料の
            微粒子化、分散状態の最適化


−活物質の微粒子化と電池特性に及ぼす効果を詳説!

 1.高圧湿式ジェットミル
 2.Liイオン電池用正極活物質の微粒子化と
                   電池特性に及ぼす効果

第6節 ビーズミルによる
       均一粉砕・分散・ナノ粒子分散と
                   粒子径の均一化


−粒度分布、コンタミ、安定性、、、
           Li電極材料処理の可能性は?

 1.微粉砕と粒子分散との違い
 2.微粉砕機 3.ナノ粒子分散装置

第7節 粉砕粒径均一化のための
             粉砕助剤の効果的な活用


−長寿命、高容量かつ安全性の高い活物質の生産に!

 1.粉砕助剤とは
 2.乾式粉砕プロセスにおける粉砕助剤
 3.湿式粉砕プロセスにおける粉砕助剤
 4.粉砕助剤の活用のすすめ

第2章 電極スラリー調製技術 
   〜バインダー・添加剤の
        選び方・使い方、プロセスの最適化〜 

第1節 スラリー調製のための
        各種添加剤の最適選定と添加効果

[1]リチウムイオン二次電池電極材における
       分散剤の最適な選定とその特性、効果


−分散剤の分子量決定要因、バインダーとの
 相溶性コントロール、粘性制御法、分散剤の作用機構!

 1.微粒子の分散安定化 2.粘性制御

[2]電極材の熱安定性、過充電防止剤としての
             添加剤作用機構とメカニズム


−シロキサン添加によるセルの充放電特性!

 1.ポリエーテル変性シロキサン添加電解液による
     リチウム電池用負極の表面改質が
        電気化学的特性と熱的挙動に与える影響
 2.過充電防止剤
 3.今後の展望

[3]Li電池電極用導電助剤としての
            導電性フィラーの適用と評価


−サイクル寿命、電解液浸透性は
             どこまで改善できるのか?

 1.VGCFの製造方法と特徴
 2.VGCFのLIB電極用導電助剤としての添加効果
 3.VGCFの分散方法の検討
 4.VGCFのLIB電極用導電助剤としての今後の展開

第2節 最適なバインダーの選定と
               目的に応じた選び方

[1] リチウムイオン二次電池電極用バインダーの
          特徴とスラリー作製、乾燥のポイント 


−水系バインダーを用いて適正な粘度、
      レオロジー特性を得るためのポイントを詳説!
−活物質をスラリー化した際の
   塗料特性、電極を捲回した際の
     柔軟性、電解液への不溶性、電気化学的な安定性

 1・負極用バインダーの種類と特徴
 2.スラリー作製上の留意点 3.乾燥工程上の留意点
 4.負極用バインダー 5.正極用バインダー

[2]水溶性高分子(PAA)を用いた
     リチウムイオン二次電池用バインダーの
                   特性とスラリー調製 


−コスト・環境負荷の面で優位性のある水系バインダー!
    電極のサイクル特性はどこまで改善できるのか?

 1.電極の作製方法
 2.ポリアクリル酸を用いた
      リチウムイオン二次電池用黒鉛負極の開発

[3]リチウムイオン二次電池用PVDFバインダーの
                                   特性とスラリー調製


−電池の安全性に寄与するバインダーの性能は大きい!『残存する金属量』『イオン溶出量』『集電体との接着性』 『電極シートの「曲げ」に対応する柔軟性』

 1.PVDF製造プロセスとバインダー特性
 2.高分子量PVDFが有するバインダー特性
 3.PVDFバインダーと電池の安全性

[4]負極活物質と電解液にあわせた界面制御と
                    機能性バインダー

−期待が集まるシリコン系負極材料!
   性能をもっとも引き出すバインダーはどれだ!?

 1.ナトリウム塩被覆による炭素負極特性の改善
 2.機能性バインダーによる炭素負極特性の改善
 3.バインダーによるシリコン系負極特性の改善

第3節 電極分散液・スラリーの調整プロセス最適化

[1] Li電池関連材料の有機溶媒中での
                    分散とその評価


−添加剤の種類・グレードや添加量を求めるキーポイント!粒子径、沈降速度/沈降体積、粘度/降伏応力の「考え方」「求め方」!

 1.チタン酸バリウム(BaTiO3)のトルエンおよび
            エタノールの混合溶液中での分散
 2.直鎖飽和脂肪酸による磁性酸化鉄の分散安定化
 3.凝集・分散の評価法

[2]バッチ式精密混合機による
        Li電極材料精密混合、分散技術


−二種の活物質の混合、活物質のぬれ性改善、バインダーとの結合性改善、正極活物質と導電助剤を強固に結合、 高出力化、サイクル特性改善、熱的安定性の確保!

 1.乾式粒子複合化技術
 2.乾式粒子複合化装置による
           Li電池材料の性能向上の事例

[3]混練押し出し機を用いた電池材料の分散技術

−充填密度のアップ/プレス圧の低減、厚膜コーティングへの対応、導電助剤・バインダー使用量の低減に向けて!

 1.ミラクルKCKの構造と分散、解砕の原理
 2.分散、解砕処理の方法
 3.分散、解砕の実施例 4.期待される効果
[4]チクソ性の発現メカニズムとその制御

−『活物質のネットワーク構造』と
     『電気伝導度・弾性率』の定量的関係に迫る!

 1.ネットワーク構造の形成と輸送現象
 2.ネットワーク構造とチクソ性の制御

[5]リチウムイオン二次電池用電極スラリーの
    流動・充填特性の評価と流動挙動メカニズム


−電極スラリーの流動特性制御の必須事項!
     活物質間にはどんな力が働くのか?
         分散剤はどのように吸着するのか?

 1.微粒子の大きさと付着性
 2.分散剤の吸着
 3.分散性の評価

[6]ケッチェンブラックの特徴と応用および
               分散、スラリー調整方法


−分散が難しいとされるカーボンブラックを、導電性が最適となるように処理するための『チェックポイント』!

 1.導電性カーボンブラックとは?
 2.導電性カーボンブラック含有スラリーを
                   開発する上でのポイント
 3.導電性カーボンブラック含有スラリーの応用例

[7]電極作製におけるスラリーの調製と
                塗布、塗工の最適化


−最適な活物質/バインダーの比率と
                 混合時間の判断基準!

 1.電極密度と塗工
 2.有機溶媒系および水系塗工液バインダー
 3.有機溶媒系バインダー用いる
            正極活物質(LiCoO2)の塗工例
 4.アセチレンブラックを用いない塗料溶液の作成例

[8]電極スラリーの分散・凝集特性の測定と評価

−電極スラリーを希釈せず、濃厚なまま評価するには

 1.電極スラリーの分散・凝集特性
 2.分散・凝集特性と分散安定性
 3.再凝集に対する安定性とゼータ電位
 4.超音波スペクトロスコピーによる分散・凝集特性評価

第3章 電池特性向上へ向けた
     塗布・塗工・乾燥プロセスの最適化 


総論 塗布・乾燥条件にまつわる
          最適プロセスと今後の課題


−スラリーの乾燥途中で一体何が起きているのか?
    どのような成分が電極の特性に影響するのか?

 1.リチウムイオン二次電池の高エネルギー密度化と
                        高出力化の課題
 2.リチウムイオン二次電池の大型化への課題
 3.電池性能と電極合材スラリー
 4.電極スラリーの乾燥過程

第1節 集電体の表面処理、界面制御

[1]正極集電体に対するAl不働態化と
         不働態皮膜(バルブメタル)の制御


−不働態皮膜の厚み、拡面処理が
              接触抵抗に及ぼす影響は?

 1.有機電解液中におけるアルミニウムの不働態化
 2.アルミニウム不働態皮膜と電池合材の接触抵抗

[2]電極被膜形成の制御とその効果

−電池の長期信頼性確保のキー技術
       『アルミニウム集電体の腐食抑制』!

 1.機能性電解液:初期型機能性電解液
 2.機能性電解液:第二世代機能性電解液
                     (ナノコントロール)
 3.機能性電解液:第三世代機能性電解液
                     (ECM型被膜形成)
 4.機能性電解液:新規機能性電解液
    (アルミニウム集電体腐食抑制機能性電解液)
 5.機能性電解液の近未来技術

[3]アルミニウム箔電極、集電体表面処理

−要求される機械的特性、耐電解液特性を満たす
    集電体の選び方充放電サイクル特性、
         電気化学特性を向上させる加工法!

 1.アルミニウム箔電極・集電体の製造方法 
 2.リチウムイオン電池正極集電材料に要求される特性 

第2節 正極・負極合材の
          塗布・乾燥プロセスの最適化

[1]塗布・乾燥プロセスにおける
        微粒子分散・凝集状態と
             粘弾性・レオロジーの解析


−『スラリーの粘度、塗布時のせん断速度』と
    『活物質の分散状態』の関係の予測に役立つ!

 1.固体高分子形燃料電池とリチウムイオン電池の構成
 2.PEFC触媒層の作製プロセスと塗布乾燥技術
 3.調液プロセス
 4.塗布プロセス
 5.乾燥プロセス

[2]電極コーティングの最適化、電極塗工での
                    問題点と対応策


−電極スラリーの粘度変化への対応、
  塗工厚みの均一化、エアの巻き込み/ダイスジ対策!

 1.電極塗工に於ける現状の課題と問題点
 2.塗工の最適化と問題点への対策
 3.電極用コーティングに用いられるコーティングシステム
 4.薄膜・低粘度塗工

[3]電極塗布・乾燥プロセスにおける
               界面状態の制御と解析


−多孔質電極の充放電曲線・
             インピーダンス挙動の予測法!

 1.塗布電極の構造
 2.塗布電極の観察
 3.塗布電極と単粒子電極の比較
 4.塗布電極の反応速度支配因子

[4]電極のスリット技術及び巻き取り技術

−電極スラリーをストライプ塗布した場合と間欠塗布した場合では、 巻取り時に起こりやすいトラブルも変わる!代表的なトラブル例とその対応策を解説!

 1.電極を中心としたスリット技術
 2.電極を中心とした巻き取り技術

第3節 正極・負極合材の
           塗布・乾燥プロセスの最適化

[1]金属系負極活物質の創製とサイクル特性向上技術


−湿式法VS乾式法! シリコン系、スズ系負極材の最大の問題点『充放電時の体積変化』に強い電極をつくることができるのはどっち?? 

 1.スラリー形態の電極
 2.膜形態の電極

[2]合金系薄膜電極の作製と負極特性

−Sn系薄膜電極の空隙制御、薄膜表面の凹凸形成と合金化技術!

 1. Sn系合金薄膜負極の作製と
              評価用電気化学セルの作製
 2. 非イオン性界面活性剤の添加量と
            見かけの薄膜電極密度との関係
 3. 熱処理前のSn薄膜電極
 4. 熱処理によるSn合金薄膜電極の作製と負極特性

第4章 電極の解析、評価技術 

第1節 リチウムイオン二次電池用電極材料の
                     成分分布観察


−観察例を紹介!
  成分分析がしっかりできれば材料設計に活かせる!

 1.ラマン散乱とは
 2.高速ラマン顕微鏡の概要
 3.リチウムイオン電池正極表面における成分分布観察

第2節 電極材の断面形状、界面状態の分析

−少量のバインダーに対して多くの活物質が充填された電極は断面試料作製が難しい!活物質の脱落やつぶれが少ない前処理法とは?

 1.測定原理
 2.事例
    (CP加工−FE-EPMAによるLIB正極断面の観察)
 
 
                                   【本書のポイント】 
◎ 活物質の作製・表面処理 
 ・バインダーとの密着性、電解液とのぬれ性向上させる活物質表面改質法のメリット/デメリット
 ・ナノサイズ化し、凝集しやすくなった活物質に電解液を行き渡らせる工夫
◎ バインダー・添加剤の配合、スラリー調整
 ・塗工時の作業性と電極の性能を両立するバインダーの選び方と使い方のポイント
 ・疎水性の活物質、導電助剤を如何に均一に分散させるか? 分散剤・粘度調整剤の使い方と混合条件
◎ 電極スラリーの塗布・乾燥
 ・電極スラリーとの密着性を改善する集電体の粗化・孔開け処理、プライマーコート
 ・塗工厚みの不均一、ダイスジ、エア巻き込み  トラブルの原因がわかれば材料設計に活きる
 
 

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